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所詮自分の味覚は日本人・・・
海外旅行中に困った事は、食中毒である。と言うか、体調を崩した時の食事である。
ロンドンからウィーンへの移動中に食べた機内食に当たった事がある。連れは、その機内食をたまたま食べなかったので無事だったようだ。ウィーン滞在中はホテルのベッドで寝たきりになり、シェーンブルン宮殿さえ見ることが出来なかった。
少し良くなって食事に出掛けても、メニューは肉料理が多く、食べたい物が無いのだ。付け合わせのポテトやザワークラウトを食べていたが、飽きてしまった。肉を少し食べてみたが、直ぐに気持ちが悪くなり、本当に困った。
ウィーンの日程が終わり、フラフラしながらパリに移動した。パリ最初の晩はシーフードレストランで食事となった。肉が駄目なら魚でという事だった。
そのシーフードレストランでは、生ガキやムール貝や手長海老が山盛りになって出て来た。蟹や小魚も有ったように思う。こんなに食えるかと思ったが、生ガキを一つ食べただけで、そんな不安は消し飛び、ワインを飲み、デザートのクレーム・ブリュレまでペロリと平らげてしまった。そしてケロッと治ってしまった。
肉より生ガキが合っていることを確認し、自分は日本人なんだなとしみじみ思った。
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